壁・クロスを補修する際のポイントは? DIYで補修できるケースを紹介


壁の補修を行う際、なるべく費用をかけずに最適な方法で納得のいく仕上がりにしたいものです。簡単な補修ならDIYでも可能ですが、ひび割れや内部の下地まで影響を受けている場合は、専門業者へ依頼したほうがいいでしょう。自分で判断できない状態なら、まず業者に調査してもらうのが1番です。

本記事では、壁・クロスの補修方法について解説します。

  1. 壁・クロスはDIYで補修できる?
  2. 壁・クロスをDIYで補修する方法
  3. 壁・クロスの補修を業者に依頼したほうがいいケース
  4. 壁・クロスの補修工事の費用と業者選び
  5. 壁・クロスの補修に関してよくある質問

この記事を読むことで、壁・クロスの気になる部分を元どおりにするコツが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.壁・クロスはDIYで補修できる?

壁・クロスを補修したい場合、DIYはできるのでしょうか。

1-1.壁紙・クロスの剝がれや破れの原因はさまざま

まずは、壁紙・クロスが剝がれたり破れたりする原因を知ることが必要です。原因はさまざまですが、主に湿気や気温の変化による剝がれ・子どもやペットによるいたずらなどがあります。たとえ、新品の壁紙でも、湿気や気温の変化で剝がれてしまうことがあるのです。私たちの目に見えないだけで、些細な環境変化でも壁紙・クロスは伸び縮みしています。子どもやペットがいなくても、壁紙が剝がれることはあるので油断できません。

1-2.補修は簡単にDIYできる

壁紙やクロスの状態によっては、自分で簡単に補修できます。DIYできる代表的なケースをいくつかピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

1-2-1.小さな穴が開いたケース

ポスターを貼った際にできた小さな画鋲穴や、ちょっとした衝撃でできた小さな穴なら、自分で簡単に補修できます。深く大きめの穴はDIYによる補修は困難ですが、小さいサイズであればホームセンターなどで購入できる道具で元どおりになるでしょう。補修の範囲が狭くなる分、DIYも簡単な作業だけで済みます。

1-2-2.小さな剝がれや傷ができたケース

飼っている猫が壁を引っかいたり、家具をぶつけてしまったりなどでできた小さな剝がれや傷も、DIYで補修できるケースです。同じ種類の壁紙を用意すれば、剝がれや傷がカバーできます。また、同じ壁紙でカバーせずに、アクセントとして、まったく異なる色調の壁紙にしたいときも、既存壁の上から簡単に貼りつけられるタイプがあるので、簡単に理想の空間へと生まれ変わらせることができるでしょう。

1-2-3.子どもによる落書きを落とすケース

油性ペンで落書きされた場合は、壁紙専用の落書き落としグッズを使って補修できます。落書きの範囲が広くなければ、素早く補修できるでしょう。ただし、壁紙の種類によっては、落書き落としグッズと相性が悪いケースがあります。逆に、壁紙を傷つけてしまう恐れがあるため、落書き落としグッズの説明書をチェックするなど慎重に確認したほうがいいでしょう。

2.壁・クロスをDIYで補修する方法

では、DIYで壁・クロスを補修する方法を紹介します。

2-1.必要なものを準備しよう

最初に、補修で必要なアイテムを用意してください。最低限、用意しておきたい道具は以下のとおりです。

  • カッター
  • サンドペーパー
  • ローラー
  • 鉛筆
  • パテベラ
  • 地ヘラまたはカット定規
  • スポンジ
  • 補修用の壁紙
  • ジョイントコークなどの補修材料

上記のアイテムは、近くのホームセンター等で簡単に手に入ります。シールを使えば簡単に補修できることもありますが、シールで隠せない場合はリペアシートと補修用パテでも十分です。壁紙と近い色のシールは補修に便利なので、準備しておくといいでしょう。

2-2.穴ができたときの補修手順

画鋲穴などの小さな穴ができたときは、専用の補修材料を使い、以下の手順で作業してください。

  1. 補修したい穴に目星をつけ、専用パテを注入する
  2. ヘラ等で余ったパテを除去する
  3. 凸凹がないようにならし、ドライヤー等で風をあてる
  4. 完全に乾いたら補修完了

大きめの穴を補修する場合は、リペアシート・補修用パテ・補修用の壁紙を用意し、パテベラ・スポンジ・鉛筆・カッター・ローラー・サンドペーパーなどを使って穴にパテを埋め、キレイに整えます。補修用の壁紙を購入する際は、なるべく接着剤を使わないタイプを選びましょう。

2-3.剝がれ補修の手順

経年劣化によって壁紙が剝がれた場合は、剝がれ専用の補修セットなどを使います。主な補修手順は以下のとおりです。

  1. 剝がれた部分の壁紙が破れないよう、慎重に伸ばす
  2. 剝がれた部分の壁面に、専用のコーキング剤やのりを塗布する
  3. ローラーを使い、しっかりと圧着する
  4. はみ出したのりを、固く絞ったタオルなどで拭き取る

ここでのポイントは、ローラーで圧着し、はみ出したのりをしっかりと拭き取ることです。圧着不足は剝がれを再度引き起こす原因となります。そして、はみ出したのりをそのままにしておくと黄ばみの原因になるので注意してくださいね。

2-4.落書きの補修手順

クレヨンや油性ペンといった落としにくい落書きの場合は、歯磨き粉や家庭用弱アルカリ性洗剤を活用します。一般的な補修手順は以下のとおりです。

2-4-1.クレヨンの場合

  1. 汚れが沈着する前に早く掃除する
  2. クレヨンの汚れ部分に、歯磨き粉を塗布する
  3. 古い歯ブラシなどで丁寧にこする
  4. 汚れが落ちたら、固く絞ったタオルで拭き取る

2-4-2.油性ペンの場合

  1. 家庭用弱アルカリ性洗剤を古い歯ブラシにつけ、油性ペンの落書きに塗布する
  2. 完全に落としたい場合は、壁紙を傷めないようにやさしく歯ブラシでこする

3.壁・クロスの補修を業者に依頼したほうがいいケース

自分で補修できないレベルの剝がれや汚れは、無理せず、専門業者に依頼するのがベストです。ここでは、業者に依頼したほうがいいケースをいくつか紹介しましょう。

3-1.自分でうまく補修できるか心配

小さな剝がれや傷でも、自分でうまく補修できるか心配な方は、専門業者に依頼することをおすすめします。費用を節約するためにDIYする方をよく見かけますが、素人では逆に状態が悪くなってしまうこともあるのです。壁紙・クロスの補修に長(た)けた業者が行うことで、時間と手間をかけずスピーディーに補修できるでしょう。費用はかかりますが、失敗を防ぎ、希望どおりの壁紙に仕上げることができます。

3-2.部屋全面のクロス張り替えが必要なケース

新しいクロスと既存のクロスがなじまなかったり、壁内部に隠れていた配線が切断されていたりする場合は、部屋全面のクロス張り替えが必要になります。大がかりな作業になると、DIYでは対応しきれません。特に、断熱材まで破損している・20cmを超える大きな穴が空いている場合は、業者に依頼したほうがいいでしょう。無理にDIYしてしまうと、さらにひどい状態になってしまうので、プロにお願いしたほうが安全です。

3-3.規約が決まっている賃貸マンションのケース

賃貸マンションの場合は、管理組合や管理人に伝えないまま勝手にDIYすると契約違反になる恐れがあります。事前に管理会社や管理人の了解を得て、業者へ依頼するケースがほとんどです。賃貸マンションの壁・クロスを補修する際は、契約時に交わした書面で規約を確認してください。事前の連絡も忘れないようにしておきましょう。

4.壁・クロスの補修工事の費用と業者選び

理想の仕上がりにするためには、業者選びが重要なポイントとなります。ここでは、壁・クロスの補修工事にかかる費用と業者選びのポイントをチェックしていきましょう。

4-1.費用相場は1箇所あたり約2万~3万円

壁紙の状態や補修内容によって異なりますが、1箇所あたり約2万~3万円が目安になるでしょう。補修箇所が2箇所になると、5,000~1万円ずつと加算される可能性があります。また、壁紙が石膏ボードの場合は、さらに補修費用が高くなるのが通常です。あくまで目安ですが、壁の穴の補修に1.5万~3万円、材料費だけでも9,000円ほどかかるでしょう。穴の大きさや数によっては、さらに金額が高くなる恐れがあるため、事前に見積書をもらって内容を確認する必要があります。

4-2.工事期間は1日~

だいたいの補修工事は1日で終わりますが、部屋全面の壁紙を張り替えるなど大がかりな工事の場合は、数日かかる可能性があります。補修箇所の数が増えたり、範囲が広がったりするほど、工事期間も延びるのでその間は生活にも支障を受けることになるでしょう。なるべく工事期間を短くしたい方は、業者に前もって相談してみてください。優良業者なら、いろいろな方法を提案してくれます。

4-3.業者選びのポイント

どの業者に依頼すればいいのか分からない場合は、以下のポイントに注目して選んでください。

  • 壁紙・クロスの補修工事などのリフォーム実績があるか
  • 無料相談・無料見積もりを行っているか
  • 見積書が具体的に記載されているか
  • 要望を聞き入れつつもベストな補修方法を提案してくれるか
  • 追加工事の発生の可能性や料金を具体的に説明してくれるか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • ホームページ等に施工例が記載されているか
  • 口コミや評判がいいか

理想の空間を実現することを心がけている「リフォーム工房造研」では、お客様の要望を受け入れつつもベストなプランを提案しています。無料相談も受けつけているので、ぜひお問い合わせください。

5.壁・クロスの補修に関してよくある質問

壁・クロスの補修に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.部分的に壁紙がめくれている場合の補修方法は?
A.ホームセンターなどで売っている「ジョイントコーク」を使って補修できます。ジョイントコークをめくれている部分の下地に塗るだけで、元どおりになるでしょう。めくれていた壁紙が完全に剝がれた場合は、補修用壁紙を貼りつけてください。貼りつけた後は、ハケでなでて空気を抜くのがポイントです。

Q.クロス一面にある小さな傷をカバーするアイデアは?
A.複数の小さな傷が気になった場合は、カラフルなシールを使ってインテリア風にDIYするアイデアがあります。たとえば、さまざまな色の丸い形をしたシールを傷の上に貼ってください。それだけで傷が隠せるだけでなく、白い壁紙が一気にオシャレな雰囲気へと生まれ変わります。特に、子ども部屋におすすめしたいアイデアです。

Q.壁紙の剝がれや汚れを放置するとどうなるの?
A.どんどん悪化し、最終的には剝がれが大きく広がり汚れが拭き取れなくなってしまいます。その結果、大がかりなリフォームをせざるを得なくなり、さらに費用がかかってしまうでしょう。早めに補修をしたほうが、最小限の費用で抑えられます。「まだ大丈夫だから」とあまく見るのはNGです。また、湿気がこもりやすくカビが発生して、建物自体がもろくなる可能性もあります。一部分の壁紙の剝がれだけでも、建物全体に響くほど影響力は強いのです。後悔しないためにも、早めに補修を済ませておきましょう。

Q.DIYで補修する場合と業者に依頼する場合、それぞれのメリット・デメリットは?
A.DIYで補修する大きなメリットは費用を抑えられることですが、自分で無理に補修すると失敗するリスクがあります。失敗した結果、専門業者にあらためて依頼することになり、費用と手間が余計にかかってしまうのです。一方、最初から業者に依頼すれば、スピーディーかつ適切な方法で補修を行うことができます。費用はDIYよりも高くなりますが、コストパフォーマンスから見ると業者に依頼したほうが安くつくでしょう。

Q.注意すべき業者の特徴は?
A.きちんと補修方法の流れを説明してくれない業者です。優良業者の多くは丁寧な説明をした上で契約を交わしますが、悪徳業者はすぐに工事へ入ろうとします。そして、工事終了後に追加料金を請求するのです。また、書面で契約しない・見積書が大ざっぱ・いい加減な対応をするような業者にも注意したほうがいいでしょう。

まとめ

壁・クロスの補修は、DIYできるケースとできないケースがあります。たとえば、部分的に壁紙が剝がれてしまったときは自分で必要な道具を用意し補修可能です。しかし、壁に大きな穴が空いたり、内部の下地まで影響を受けていたりなど大幅な補修が必要なケースは専門業者に依頼したほうがいいでしょう。費用節約のために大きな穴や傷など大がかりな補修を無理にDIYすると、逆にお金がかかってしまいます。後悔しないためには、業者へ調査を依頼することも大切なポイントです。