リフォームの挨拶は必要か? よくあるトラブル例と注意点を解説!


リフォーム前の近所への挨拶は、トラブルを回避するために必要なことです。挨拶の仕方によっては、近所付き合いが悪くなることもあります。できるだけ、良い印象を与えるためにも、リフォーム前の正しい挨拶とポイントを押さえることが大切です。本記事では、リフォーム前に行う挨拶の方法とポイント・注意点について解説します。

  1. なぜリフォームの挨拶が必要なのか?
  2. リフォームの挨拶の基本をチェックしよう!
  3. リフォームの挨拶で気をつけておきたいこと
  4. リフォームの挨拶に関してよくある質問

この記事を読むことで、リフォームの挨拶方法と注意点が分かります。リフォームを検討している方は、ぜひチェックしてください。

1.なぜリフォームの挨拶が必要なのか?

最初に、リフォームの際の挨拶が必要な理由を解説します。

1-1.近隣住民とのトラブルリスクを避ける

リフォームのトラブルで最も多いのが、近隣住民とのトラブルです。基本的なマナーとして、周囲に迷惑がかかりそうなときには、きちんと一言伝えておかなければなりません。たとえ、家の中のリフォームで問題ないと自分で思っていても、近所の人にとっては迷惑に感じることもあります。一言伝えてさえおけば、近隣住民の理解も得ることができるのです。リフォーム前の挨拶は、近隣住民とのトラブルリスクを避ける唯一の手段といえるでしょう。

1-2.リフォーム中の車の移動に要注意

実際に、「リフォーム中、業者の車が邪魔」という理由で近隣住民とのトラブルに発展したケースがありました。話し合いで分かってもらおうとしても、向こうは「挨拶がなかった」の一点張りだったそうです。事前に挨拶があれば、「リフォーム業者の車かな」と分かり、穏便に話し合うこともできたでしょう。近隣住民が抱く不安をなくすためにも、リフォーム前の挨拶が必要なのです。

1-3.騒音トラブルの防止につながる

リフォーム前の挨拶は、騒音トラブルの防止にもつながります。近隣住民とのトラブルの間には、「リフォームの工事音がうるさい」「思っている以上に騒音がして困る」などの苦情が寄せられるケースが多いのです。あらかじめ、リフォーム中の騒音について一言伝えておけば、気楽な気持ちで相談できるでしょう。たった一言の挨拶でも、気持ちの持ちようが異なるのは事実なのです。

1-4.どのようなリフォームでも業者へ依頼するなら挨拶を

リフォームを行う当事者が「大丈夫だろう」と思っていることでも、他者からするとトラブルに発展するような不快を覚えることがあります。ホコリが少しでも舞うのが気になる・塗装の匂いが苦手・工事車両の駐車が邪魔で動けないなど、たった少しのことでもどのようなトラブルになるか分かりません。そのため、たとえ小さなリフォームであっても、業者へ依頼する範囲なら挨拶を済ませておいたほうがいいでしょう。DIYや外壁塗装のときも騒音が気になるレベルなら、挨拶したほうがトラブル回避できます。

2.リフォーム挨拶の基本をチェックしよう!

それでは、リフォームの挨拶の基本をチェックしておきましょう。

2-1.リフォームの1週間前、土日の午前中が理想的

挨拶のタイミングは、リフォームの1週間前を目安にしてください。近隣住民の都合もあるので工事が始まる1週間前に済ませておくことが理想です。また、仕事がある平日は避けたほうがいいでしょう。家に人がいることが多い土日の午前中に挨拶をするのがおすすめです。どうしても土日に挨拶ができない場合は、平日の夕方ぐらいに挨拶をしてくださいね。

2-2.リフォーム業者と一緒にまわるか、タイミングをずらす

施主が先に挨拶をし、その後にリフォーム業者が挨拶にまわるというケースが最も理想的です。先に、当事者が挨拶をすることで、後に来た業者の説明も快く受け入れることができます。先に挨拶ができない場合、業者の後に挨拶にまわるのは、少し印象がよろしくありませんね。どうしても業者とのタイミングがあわず、業者の後に挨拶をする場合は、「遅れてしまい申し訳ございません」とおわびの言葉を一言つけ加えるといいでしょう。そうすれば、相手も穏やかな気持ちになって受け入れてくれます。

2-3.基本的に手土産は必要ない

リフォーム前の挨拶に、タオルなど500~1,000円程度の粗品をわたしている方もいらっしゃいますが、基本的に手土産は必要ありません。確かに、引っ越しなどでは粗品をわたすのが基本的なマナーです。けれども、リフォームの挨拶は手土産よりも伝えるべき大切なことがあります。近隣住民の方も、リアルタイムの情報をほしがっているので、手土産ばかりに意識を傾けず、本当に必要な情報を伝えることが大切なのです。

2-4.伝えるべきことは4点

リフォームの挨拶時に、必ず近隣住民へ伝えておかなければならないことは、以下の4点です

  • リフォームの期間
  • リフォームを行う曜日と時間帯
  • リフォームの内容
  • 緊急時の連絡先(工事依頼主、リフォーム業者)

工事が始まる日もしっかり伝えておきましょう。また、工事の際に大きな音がする日や、ホコリが目立つ日が事前に分かるなら、その予定日もきちんと伝えてくださいね。そして、忘れがちなのがリフォーム業者の車両を停(と)める位置です。近隣住民の駐車トラブルに発展しないよう、位置もあわせて確認しておきましょう。

2-5.挨拶の言葉をチェックしよう!

リフォーム業者よりも先に挨拶をする場合は、インターホンを押してリフォームの挨拶に来たことを伝えます。「今度リフォームすることになり、ご挨拶に来ました」という言葉を伝えておけば、難なく玄関を開けて話を聞いてくれるはずです。そして、前述した伝えるべきリフォームの内容を話し、最後に、「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」と伝えてください。また、「何か問題等ございましたらご連絡いただけると幸いです」などと添えましょう。近隣の方が面識がなく、どちらの家で工事をするのかよく分かっていない場合は、「〇〇さんの隣の家です」など、分かりやすく説明しておく必要があります。また、業者と一緒にまわる場合は、「こちらが工事を行う〇〇さんです」と業者を紹介しましょう。

2-6.手紙にする場合の挨拶文

リフォームの挨拶は、直接顔を合わせて行うのがいいですが、手紙にして知らせるという方法もあります。手紙にする場合は、左上に「ご近所の皆様へ」、次の段落の右側に日付を入れ、中央に大きく「リフォーム工事の御挨拶」と入れましょう。後は、季節の定型的な挨拶から始まり、リフォームの旨を伝えます。後半は、リフォーム工事期間・作業時間・リフォーム内容・連絡先などを箇条書きにして分かりやすく記載しておくといいでしょう。近隣住民に高齢者が多い場合は、読みやすいよう大きいサイズで文字を入力してくださいね。

3.リフォームの挨拶で気をつけておきたいこと

リフォームの挨拶で気をつけておきたいことをいくつかピックアップしました。挨拶を行う前にぜひチェックしてください。

3-1.業者任せにしない

リフォームの挨拶でよくあることが、依頼先の業者にすべてを任せっきりにすることです。仕事や家事をしながらリフォームの挨拶をするのは大変なことですが、近隣住民への挨拶は1時間もかかりません。きちんと施主として挨拶に伺うほうがトラブルの回避につながります。リフォーム業者の中には、「挨拶は私たちが行うので大丈夫です」という業者もあるでしょう。しかし、業者が来たのに施主が挨拶をしない、というのは悪い印象を与えがちなので、すべてを業者任せにしないよう気をつけましょう。

3-2.戸建て住宅の挨拶範囲は向かい3軒・裏3軒・両隣

戸建て住宅でリフォームの挨拶を行う範囲は、向かい3軒・裏3軒・両隣が一般的です。特に、斜め裏の家は自分たちのほうから見えなくても、向こうからはよく見えるケースがあります。工事の影響を受ける位置にある家にはきちんと挨拶を済ませたほうが安心です。また、自治会のある地域では、工事時間が決められているケースがあります。事前に自治会長に確認し、きちんと地域のルールを守ることも大切です。

3-3.マンションの挨拶範囲は上3軒・下3軒・両隣

マンションにおけるリフォームの挨拶範囲は、上3軒・下3軒・両隣が一般的です。ファミリータイプ向けのマンションは戸数が多く出入りもあるため、資材の搬出入で通るエレベーターや階段に面した部屋のお宅にもきちんと挨拶をしておいたほうがいいでしょう。また、マンションには契約時に交わした規約があります。工事開始日が決まったら、マンジョンの住人に向けて工事の告知を行うなど、規約に沿って対応しなければなりません。リフォーム前には、管理人や大家さんなどにもきちんとその旨を伝えておきましょう。

3-4.不在の場合は手紙を入れる

挨拶にまわる際、不在のお宅にはリフォームの案内状や手紙を入れておきましょう。ここで絶対にやってはいけないのが、留守だったからと、リフォームの挨拶をしないことです。連絡をしていないと「リフォームがあることを自分だけが知らなかった!」とトラブルに発展してしまいます。また、不在を理由に何度も家を訪れるのも、「しつこい」と思われてしまうでしょう。近所から不審者扱いされることもあるため、1回の訪問で済ませてくださいね。

4.リフォームの挨拶に関してよくある質問

リフォームの挨拶に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.挨拶時に渡しておいたほうがいいものは?
A.リフォームの挨拶と一緒に、工事期間や時間帯などリフォームの具体的な内容が記載されている案内状を渡しておくと完璧です。書面として残すことで、施主も近隣住民の人も安心してリフォーム期間を過ごすことができます。特に、近隣住民は「工事がいつ終わるか」「何かあったときに誰に伝えればいいのか」の2点を気にする傾向があるため、その旨をきちんと書面に記載しておきましょう。

Q.戸建て住宅で最も注意すべきことは?
A.前述したように、工事車両や工事関係者の駐車が問題になりがちなので注意してください。特に、近隣の家との間に十分な間隔がない狭い路地は、車が1台停まるだけでも立ち往生になってしまいます。事前に、業者や近隣住民と確認を取り、駐車しても問題がない場所に車を停めるようにしましょう。また、注意をしていても近隣住民から苦情がくることがあります。その際は、スムーズに対応するため、リフォーム業者との間で打ち合わせをしておいたほうがいいですよ。

Q.マンションリフォームで先に準備すべきことは?
A.最初に、管理組合や管理会社へ報告しなければなりません。リフォーム計画の際、管理組合があるマンションは必ず報告しておくことで、管理組合から告知してくれます。そのため、事前にリフォームの案内が行き渡りやすくなるのです。管理組合がないマンションの場合は、管理会社へ必ず連絡してくださいね。

Q.近隣住民がより安心できる情報の伝え方は?
A.リフォームの全工事を工程表にして掲示することです。そうすれば、いつからいつまでどんな工事を行うのか具体的に知ることができます。また、そこに騒音や振動が起こりうるポイントを明記しておくと、より一層安心できるでしょう。挨拶時の際に、「ご迷惑な点があれば、こちらの連絡先へお願いいたします」と伝えておけば、トラブルを未然に防ぐことができ相手も安心します。

Q.マンションの場合に配慮すべき点は?
A.戸建て住宅と違い、マンションは住民が共有する廊下・階段・エレベーター・駐車場などの共有施設があります。リフォーム中は、エレベーターを占領してしまうことが多いため、なるべく近隣に配慮したリフォーム計画を立てることが大切です。施主が配慮をしていてもリフォーム業者がきちんとしてくれないことがあるため、配慮してくれる業者を選ぶことも大切でしょう。

まとめ

いかがでしたか? リフォーム中は、騒音などで近所に迷惑をかけることになります。そのため、おわびとしての挨拶が大切なのです。リフォーム前にきちんと一言挨拶をしておくだけで、近所の人たちは安心して生活できるでしょう。トラブルが起きても、穏便に話し合い解決できるはずです。トラブル回避のためにも、リフォーム前に正しい挨拶をしておきましょう。