浴槽やバスタブの交換に関するリフォーム工事について詳しくご紹介


浴槽やバスタブは、経年劣化が起こるものです。ひび割れや塗装のはがれが発生した部分から、水漏れにつながることもあります。異常を発見したら、なるべく早めに交換を行いましょう。浴槽やバスタブの交換にはいくらかかるのか、工事期間や工事の流れなども覚えておくと安心です。
今回は、浴槽やバスタブの交換についてご紹介します。

  1. 浴槽を交換する前に押さえておくこと
  2. 自分に合った浴槽を選ぶポイント
  3. 浴槽交換の流れ
  4. 施工業者を選ぶポイント
  5. 浴槽交換でよくある質問
  6. まとめ

この記事を読むことで、浴槽交換についてよく分かるでしょう。工事について理解し、風呂のリフォームを納得できるものにしてください。

1. 浴槽を交換する前に押さえておくこと

まず、浴槽の種類や工事費などの基礎知識からご紹介します。

1-1.浴槽の種類はどんなものがあるのか?

TOTO・LIXIL・パナソニック・タカラスタンダードなどが、代表的な浴槽メーカーです。浴槽の種類には、軽量樹脂素材を使ったFRP浴槽・人工大理石浴槽・ステンレス浴槽・ホーロー浴槽・木製浴槽があります。費用相場は、以下のとおりです。

  • FRP浴槽 5万〜35万円
  • 人工大理石浴槽 10万〜40万円
  • ステンレス浴槽 7万〜25万円
  • ホーロー浴槽 6万〜135万円
  • 木製浴槽 25万〜120万円(ヒノキ30万〜120万円、ヒバ25万〜60万円、マキ18万〜80万円)

1-2.工事費について

浴槽本体の費用以外に、浴槽を設置するための工事費用が必要になります。 工事費用の目安は、35万〜50万円です。内訳は、既存の浴槽を撤去する費用・浴槽やタイルなどの廃棄費用・補修補強工事費用・給排水工事費用となっています。明確な工事費用を算出するためには、業者による見積もりを出してもらうことが大切です。

1-3.工事期間がどのくらいかかるのか?

浴槽の交換工事には、4〜8日ほど時間がかかるでしょう。まず、既存の浴槽を撤去するのに1日かかります。補修や補強は、範囲や程度にもよりますが半日程度かかると見ておきましょう。新しい浴槽の設置には半日必要です。給排水工事も同様で半日程度の時間がかかります。最も時間を要するのは、浴槽周りの壁などの解体や補修工事です。1日で終わる場合もあれば、5日ほど要する場合もあります。工事期間中は風呂を使用できないため、工事費用とともに工事期間についても見積もりの段階でしっかり確認しておきましょう。

1-4.工事中のお風呂はどうするか?

前述のとおり、工事中は風呂の使用は禁止です。リフォーム中の入浴は、銭湯などで済ませてください。工事が完了し、業者から引き渡しを終えてから使用しましょう。

1-5.在来工法・ユニットバスの違い

在来工法とユニットバスは、仕組みに違いがあります。在来工法は壁や床に防水加工を施し、風呂の広さに応じて組み合わせていくのに対し、ユニットバスは壁や床が一体化しているものがほとんどです。ユニットバスは自由度が低いものの、費用が抑えられるメリットがあります。在来工法はオーダーメイドに近い工法です。費用がユニットバスよりかかりますが、在来工法のほうが幅広いデザインから選ぶことができます。

2.自分に合った浴槽を選ぶポイント

浴槽を交換するときは、納得できるデザインや素材のものを選びたいですよね。浴槽選びのポイントをご紹介します。

2-1.サイズ

深さを重視するのか、広さを重視するのかにより、サイズは全く異なります。手足を伸ばすことができる広さの浴槽なら、深さは45cm前後で、長さが120〜180cm程度がおすすめです。深さを意識したいなら、和式や和洋折衷タイプの深さ60cmのものを選んだほうがいいでしょう。

2-2.素材

素材選びはとても重要なポイントになります。なぜなら、見栄えだけではなく、耐久性やメンテナンスのしやすさにも影響するからです。一番多く選ばれているFRP浴槽のほかにもホーローやステンレスなどさまざまな素材があります。素材は保温性能にも関連しているため、特性をしっかり把握して選ぶことが大切です。

2-3.形状

サイズ選びと一緒に考えたいのが、浴槽の形状です。浴槽にはさまざまな形状があります。浴槽の底が平らなフラットタイプもあれば、腰掛けることができるベンチタイプもあるため、使い方に応じて選ぶようにしましょう。

3.浴槽交換の流れ

浴槽交換の流れを、ユニットバスと在来工法に分けてご紹介します。

3-1.ユニットバス交換の流れ

ユニットバスは、壁や床と一体になっています。浴槽周辺の壁や床の撤去が必要です。天井なども解体することになるでしょう。しかし、置き型タイプのユニットバスは、浴槽だけの交換も可能です。既存の壁・床・天井・浴槽を撤去後、補修や補強をしてから、給排水工事や新しい浴槽の交換工事となります。

3-2.在来工法の風呂を交換する流れ

在来工法の場合は、浴槽の交換だけを行うことができます。壁や床が分離し、浴槽が設置されているからです。既存の浴槽を取り外した後、周囲の補修や補強を行います。タイルなど、浴槽と接している部分は張り替えが必要でしょう。給排水工事など一通りの作業を終えてから、新しい浴槽に交換して完了です。

4.施工業者を選ぶポイント

納得できる風呂リフォームになるかどうかは、業者の技量による部分が大きいものです。業者の選び方をまとめました。

4-1.実績や経験が豊富

風呂リフォームや浴槽交換の実績や経験が豊富なことはとても大切です。過去の経験を交え、適切なアドバイスを受けることができます。デザインや素材で迷ったときも、プロの目線で的確なものを選んでもらうことができるでしょう。

4-2.相談しやすい

依頼者が希望を伝えやすく、相談が気軽にできることも大切です。担当者の対応などもしっかり確認しておきましょう。希望を聞いて説明もきちんと行う業者なら、安心して依頼することができます。

4-3.対応がスピーディー

相談してもなかなか返事が来ないという状況では、一向にプランを練ることができません。信頼できる業者は、スピーディーかつ丁寧な対応を心がけています。分からないことがあれば、納得できるまで、しっかりと説明してもらいましょう。

4-4.料金が分かりやすい

見積もりは複数の業者を比較してください。工事費用の内訳もしっかりチェックしましょう。信頼できる業者は、単価も明確にしているものです。料金が分かりやすく、不明な点にも1つずつ答えてくれるなど、親身になって対応してくれる業者を選んでください。

5.浴槽交換でよくある質問

浴槽交換や風呂リフォームに関する質問をまとめました。

Q.浴槽の交換工事をする前は、現地調査を行うもの?
A.はい、現地調査をしっかり行います。風呂の状況を調べる以外にも、風呂までの距離や廊下の幅など、浴槽や資材の搬入経路を確認する必要があるからです。

Q.ヒートショックが起こりにくい工法とは?
A.ユニットバスのほうが、在来工法よりヒートショックが起こりにくいとされています。ユニットバスのほうが断熱材が多く使用されており、温度差が生じにくいからです。在来工法からユニットバスへの変更もできます。詳しくは、見積もりの際に確認してください。

Q.浴槽交換費用をなるべく安く抑えたい場合はどうすべきか?
A.複数の業者から見積もりを受け取り、比較して最も安いところを選びましょう。ただし、安さだけではなく、工事内容や実績なども重視してください。安さで選んでしまい、手抜き工事になっては、かえって余分な修理費用が発生することもあります。

Q.浴槽選びで迷ってしまった場合、どのようにすればいい?
A.カタログなどで見て、気になる浴槽があったら、メーカーのショールームに確認しに行ってみましょう。実物を比較したほうが、色やデザインがはっきり分かり、仕上がりのイメージを掴(つか)みやすくなります。

Q.浴槽だけの交換でも、土台の補修が必要になることもあるのか?
A.土台の腐食や傷みは、水回り全般に起こることです。浴槽を実際に撤去してみなければ、腐食の進み具合は確認できません。リフォーム前は想定していなかった補修が必要になることもあるため、業者としっかり打ち合わせをすることが大切です。

6.まとめ

いかがでしたか? 浴槽は経年劣化が起こりやすいので、早めの交換が望ましいものです。浴槽には、さまざまな種類があります。自分に合う浴槽を選ぶポイントは、サイズ・素材・形状など、ニーズとマッチングするかということです。実績豊富な業者を選び、適切なアドバイスをもらいながら、慎重に決めるようにしましょう。費用の安さに惑わされず、対応が丁寧で、説明をしっかりしてくれる業者を選んでください。