フローリングはワックスの塗り替えで保護を!塗り方やコツをご紹介


日本の住宅でも床材にフローリングを使うことが多くなってきました。こまめに掃除をして汚れやほこりを取り除いていても、フローリングのワックスを塗る機会は少ないものです。
しかし、フローリングは傷つきやすい性質があります。ワックスを塗ってツヤ出しをすると美観が増し、床材の傷みを抑える効果もあるのです。
自分でもワックスを塗ることはできます。難しい・面倒臭い・手間がかかると思っている方は、この記事を参考にしてチャレンジしてみてください。

  1. ワックスの塗り替え時期
  2. ワックスの種類
  3. ワックスの塗り方
  4. まとめ

1.ワックスの塗り替え時期

フローリングのワックスは、経年劣化によって剝がれや汚れが目立つようになります。放置しておくと、床材そのものを傷める結果になり、定期的なワックスの塗り替えが必要です。

1-1.ワックスを塗っても汚れる理由

古いワックスの上から重ね塗りをしていませんか?古いワックスには汚れが付着しており、汚れの上から新しいワックスを塗ってしまうと通常の掃除では落とせなくなってしまいます。
ワックスを塗るだけできれいになると思っている方もいるでしょう。しかし、古いワックスを剝離してから汚れのない状態にし、新しいワックスを塗ることで美しいフローリングに仕上げることができます。

1-2.ワックスがもたらす効果

フローリングをいつまでも美しく保(たも)つために、ワックスはとても重要です。ワックスが床材に膜を張り、傷や汚れから保護してくれます。
フローリングの寿命は10〜20年が一般的です。お子さんやペットがいる家庭では、傷や汚れが発生しやすいこともあるでしょう。居住環境によって、フローリングの劣化速度は異なるため、きれいな状態を維持する目的でワックスの塗り替えの必要性が高まるはずです。
また、ワックスをかけるとツヤが出て美観もアップします。肉眼では見えない凹凸を平滑に埋め、光の反射が均一になるからです。

1-3.半年に1度は上塗りを

ワックスの効果が持続するのは、使用するワックスの種類によっても異なります。一般的なワックスは半年に1度の上塗りが必要で、5年に1度は剝離剤を使った塗り直しをするのが理想的です。
剝離剤はフローリング専用のものを使い、古いワックスを取り除いてから新しいものを塗っていきましょう。丁寧にワックスを塗ってあると静電気が起こらず、ほこりが付着しにくくなり、普段の掃除がとても楽になります。掃除機でゴミやほこりを取り除き、週に1回の水拭きできれいな状態を維持できるはずです。

2.ワックスの種類

ワックスは30種類以上あるのをご存じですか?床材に合わせて、最適なワックスを選ぶことが大切でしょう。光沢の出具合なども異なります。高い光沢が得られるタイプ・水回りに適した防水タイプ・ペットによる傷を防止するタイプ・天然由来の原料を使用したタイプなど、豊富な種類から選ぶことが可能です。好みや生活スタイルに沿うワックス選びを心がけましょう。

2-1.樹脂ワックス

ワックスが出回るようになった昭和19年ころは、蝋(ろう)を主成分にしたワックスが一般的でした。しかし、昭和30年代に入ると、アクリル樹脂を主成分にしたワックスに流れが移行していきました。
樹脂ワックスは、ビニール床・木材・石材・コンクリート床にも使用可能で、透明感が高くて光沢があるのが特徴です。ただし、剝離に時間と手間がかかるため、塗り替えのポイントをしっかり押さえておかなければ汚い仕上がりになることもあります。

2-2.水性ワックス

水性ワックスは、ビニール床に使用されることが多いワックスです。剥離が簡単なメリットがありますが、単独ではツヤが出にくいデメリットもあります。耐久性も低いタイプです。

2-3.半樹脂ワックス

樹脂ワックスと水性ワックスの中間に位置しているのが、半樹脂ワックスです。水性ワックス同様にビニール床に使われることが多いワックス。蝋(ろう)粒子を含む皮膜が樹脂フィルムとなり、剝離も簡単だとされています。

2-4.ツヤ無しタイプ

近年では、ツヤのないフローリングを好む方も増えています。一般的なワックスの半分程度まで樹脂量を抑え、仕上がりはワックスを塗ったのがわからない雰囲気になるタイプです。

3.ワックスの塗り方

フローリングの劣化を防ぐためにも、定期的なワックスの塗り替えは大切です。専門業者に依頼しなければ難しいと考えている方もたくさんいます。しかし、均一に塗るコツを抑えておけばDIYでも可能です。

3-1.ワックスを塗るのに適しているのはいつ? 

強風の日は、ほこりや砂が飛び込んできてしまい、思ったとおりに仕上がりません。雨天時も乾きにくいため、避けるべきでしょう。
ワックスを塗るのに適しているのは、晴れて湿度が低い日を選び、午前9時ころから始めてみてください。ワックスが完全に乾くまでに時間がかかります。時間にゆとりを持って行うべきです。
気温が5度を下回る寒い日は、ワックスの粉化現象が起こりやすくなります。美しい仕上がりには、気象条件もしっかり考えて行ってください。

3-2.剝離

最初に行うのが、剥離作業と床面の清掃です。剝離と掃除は美しい仕上がりにするために最も重要な作業であり、ワックスが長持ちする秘訣(ひけつ)でもあります。

3-3.重ね塗り

1回目は、ワックスを厚く塗ります。均一に伸ばしていくのがポイントです。濃い色合いの床ほど、塗りムラが目立つ傾向があるので注意してください。
1回目のワックスを終えたら、2回目は薄く重ね塗りを行いましょう。ワックスは、重ね塗りをすると長持ちします。
ワックスは、乾燥するまでに30分程度時間が必要です。

3-4.塗る順番

ワックスを塗る順番も悩むポイントだと思います。部屋の奥から始め、塗りムラが出ないようにジグザグに進めていきましょう。
塗り終わりが部屋の入り口になるようにすれば、塗ったワックスを踏むことなく終えることができます。
事前にスタート地点を決め、自分が出られる場所で終わるように考えておくと簡単です。

3-5.自然乾燥

ワックスの乾燥は、機械などは使用せずに自然乾燥する方が美しく仕上がります。機械で乾かすと早く終了可能です。しかし、機械を使うと粉化現象が起こりやすくなってしまうことも。
自然乾燥で、およそ1時間かかります。乾いた後にワックスで滑り過ぎてしまう場合は、滑り止め処理を行うといいでしょう。

3-6.剝がれた部分を補修したい場合

ワックスを塗るのは、基本的には部屋単位で行うべきです。部分的に補修すると、塗った場所の段差が目立つこともあります。やむなく部分補修するのなら、剝がれた部分にワックスを塗り、薄く伸ばしていきましょう。ワックスシートを活用する方法も手軽でおすすめです。

4.まとめ

フローリングにワックスを塗る方法をご紹介しました。

  • ワックスの塗り替え時期
  • ワックスの種類
  • ワックスの塗り方

ワックスを塗るのは難しいと思われがちですが、塗り方のコツを知るとDIYでも可能です。塗る順番は部屋の奥からジグザグに進めていきます。ワックスを均一に伸ばしていくことが、美しく仕上げるポイントです。
晴れて湿度が低い日を選び、乾燥しやすい環境で行うようにしましょう。ただし、気温が5度を下回ると、粉化現象が起こってワックスが白化してしまうので注意してください。