自分でできる? DIYでフローリング材を張替えるには? プロに任せる選択肢も!


「和室を洋室にリフォームしたい」「床が傷んできたから張替えたい」と、「フローリングの張替え」をお考えの方。少しでも安く済ませたい場合、DIYで行うこともできます。この記事を読んで「DIYでフローリングを張替える方法」を学んでいきましょう。

  1. DIYでフローリングを張替えるための準備
  2. フローリング張替えの手順
  3. DIYのメリットとデメリット

1.DIYでフローリングを張替えるための準備

DIYでフローリングを張替える

「自分で張替える」というからには、材料や道具も当然自分で準備しなくてはいけません。最初に必要となる材料と予算について把握しておきましょう。

1-1.フローリングの張替えに必要な材料と道具

フローリングの張替えでは、以下のような材料が必要です。

  • フローリング材
  • フロアくぎ
  • 木工用ボンド
  • のこぎり
  • メジャー
  • ハンマー
  • 幅木

フローリング材は当然、張替えるための材料になります。フロアくぎとは、ネジの溝が切ってあるくぎのことです。なかなか抜けにくいためフローリング材を固定するのに向いています。木工用ボンドは、下地材とフローリング材が接する部分に塗るためのもの。床板を踏んだときにギシギシという音が出るのを防ぎます。のこぎり、メジャー、ハンマーはそれぞれ作業のときに使う道具です。幅木については、具体的な手順のあたりで詳しく説明します。

1-2.DIYのコストは総額3~7万円前後

材料や道具はすべて数百円から数千円程度ですから、購入に大した費用はかかりません。フローリングの張替えDIYでコストを大きく左右するのは、使用するフローリング材の価格です。たとえば、6畳間を張替える場合、安価なフローリング材なら1万円台で買うことができます。しかし、高価なものになると値段は最大で6万円台まで跳ね上がるのです。

あらかじめ、床をどの程度のグレードにしたいのか考えてから材料の調達を始めましょう。

1-3.「重ね張り」か「張替え」か、工法を選択しよう

DIYを始める前に、もうひとつ決めてかなければならないことがあります。工法を「重ね張り」にするか「張替え」にするか選択しなければいけません。

「重ね張り」とは、今ある床の上にそのまま新しいフローリング材を貼り付ける方法です。床をはがす手間がいらないため簡単に工事ができるうえに、床が二重になるため強度も増します。ただし、床をはがさないため、床組が腐食などで傷んでいる場合、痛み具合を確認する機会が損なわれてしまうというデメリットも。床が1段高くなってしまうため、室内に段差が生まれてしまうのも難点です。

一方、「張替え」では、元の床材をはがして新しい床材に張替えます。床の高さは変わらず、床組の状態も確認できるため、「床が古くなってきしんできたから張替えたい」といった場合に有効な方法です。しかし、床をはがす分工程が増えるため、難易度は高くなってしまいます。

DIYのコストは総額3~7万円前後なんですね。
「重ね張り」にするか「張替え」にするかも、それぞれのメリット・デメリットを考えて選択する必要があります。

2.フローリング張替えの手順

それでは、実際に張替えの手順を確認していきましょう。各段階の細かい注意点なども一緒にご紹介していきます。

2-1.古い床材をはがす

まずは、不要な古い板材をはがしましょう。この段階は「重ね張り」するときは必要ありません。カーペットやフローリング、畳など元の床材をはがし、下地合板をむき出しの状態にします。もし、途中にクッションや断熱材などが入っていてその部分より下をはがすことができない場合は、そのうえに新しいフローリングを貼り付けましょう。

2-2.新しい床材を張る

古い床材をはがし終えたあとは、新しい床材を貼り付けます。フローリングを1枚ずつ、部屋の隅から貼り付けましょう。床材を支える柱である「根太」に対してフローリングの目が直角にクロスする向きにして張ります。フローリング材の裏側にはあらかじめ木工用ボンドを塗っておきましょう。

フローリング材をしっかり固定するには、フロアくぎの打ち方にも注意が必要です。フローリング材の側面には、「サネ」と呼ばれる「別のフローリング材と噛み合わせるための突起」があります。このサネに対して、斜めにくぎを打ち込むのがポイントです。

「床板をはめ、次の板をサネにかみあわせたあと、その部分にくぎを打つ」この手順を繰り返して一列ずつ、フローリング材を貼っていきます。1列目と2列目のように、隣り合う床材の切れ目が同じ場所にならないよう、注意しましょう。

2-3.端を綺麗に仕上げるには、幅木が役立つ

最後の列をきれいに仕上げるには、少しコツが必要です。素人がやるとどうしても端の部分をきっちり仕上げられず、床と壁との間に隙間ができてしまい格好わるい仕上がりになってしまいます。

仕上がりをきれいに見せたいのなら、幅木を使うのもいいでしょう。幅木とは、床の端と壁が接する部分に取り付ける部材のことです。床に対して垂直になるように取り付けると、隙間をうまく隠すことができます。

古い床材をはがす、新しい床材を張る、仕上げに幅木を使う、という手順になるんですね。
各段階の細かい注意点をしっかり意識して取り組むようにしましょう。

3.DIYのメリットとデメリット

DIYのメリットとデメリット

フローリングの張替えDIYは、張替えを安く済ませるためには良い方法です。しかし、実際は難易度が高く、あまりおすすめできる方法ではありません。そこでこの章では、DIYのメリットとデメリット、そして業者に依頼する場合の注意点をご紹介しましょう。

3-1.費用は安くても難易度が高い

フローリングの張替えDIYは、決して簡単な方法ではありません。一番の問題点は、「途中でやめられない」ということです。ひとたび床をはがしてしまえば完成しない限りその部屋を使うことはできません。そのうえ、床板をはがす、新しい床板を取り付ける、というのは案外重労働です。素人に簡単にできることではありません。「なんとか張替えを終えたもののぎっくり腰になってしまった」なんて可能性も。

また、なんとかリフォームを終えたとして、余った材料や使用した道具をどうするのかという問題もあります。比較的大きな床材を処分するのはなかなか難儀です。道具についてもDIYを趣味にしているような方ならともかく、普段から必要としてない方にとっては処分するしかない「二度と使わない道具」になってしまいます。

3-2.「素人にはどうしようもない」欠陥が見つかることもある

住まいの床下は、知らず知らずのうちに傷んでいることも多い部分です。「床材をはがしてみたら、下地が腐っていた」なんてことも十分に考えられます。しかし、下地が腐っていたとしても素人にはどうしようもありません。

「入念に準備していざ床をはがしたらお手上げ状態だった」なんてことも十分にありえるのです。

3-3.安心できる張替え方法は、プロに施工を頼むこと

もし費用面で余裕があるのなら、無理をして自分で張替えるよりも工務店などのプロに依頼するのが一番です。工務店やホームセンターなどにフローリングの張替えを依頼した場合、費用はおよそ5~10万円前後。費用面ではDIYに譲るものの「安心」という面から見れば段違いです。プロの技術に任せれば失敗する可能性はほとんどありません。そのうえ、簡単な工事なので、1日程度で新しいきれいな床を堪能することができます。

フローリングのDIYは費用は安くても難易度が高いんですね。
もし費用面で余裕があるのなら、無理をして自分で張替えるよりも工務店などのプロに依頼するのが一番です。

まとめ

この記事では、古くなった床を自分でフローリング材に張替えたい方のために、DIYでできる張替えの方法をご紹介してきました。全体の流れをもうひとたび確認しておきましょう。

  1. DIYでフローリングを張替えるための準備
  2. フローリング張替えの手順
  3. DIYのメリットとデメリット

価格面でお手頃なDIYに挑戦するもよし、安全、安心で楽ちんな業者に依頼するもよし。自分にあった方法を選択して、住まいをリフォームしてみてはいかがでしょうか。